「比婆牛」復活への取り組み

平成26年度に和牛関係者の連携により、ブランド名「比婆牛」復活への道筋が整えられることとなった。地域固有の血統を継承した「比婆牛」の復活により、和牛生産の励みとなり、産地の維持発展に向けた取り組みの大きな一歩となったのである。

血統ブランドの必要性

全国的に産肉能力を重視した牛づくりが進められる中で全国的な和牛血統の似通いが起こり、産地の特色が失われてきており、産地規模の大きな九州産の和牛が市場等で席巻している。
価値のある血統を有する広島県においても同様の状況で、和牛肉の販売店でも広島県産和牛のシェアが低下している。
そうした中で、「肉質」はもちろん、他県にはない広島の強みである「血統」に基づいたブランドの再整理による販売体制の構築を行うことで、広島県産和牛肉の生産振興と販売促進を図るべく、広島血統ブランドによる差別化を始めた。

庄原市での施策検討

庄原市には、最古の蔓牛(つるうし)「岩倉蔓」とその系統牛改良の歴史がある。
こうした広島県産和牛ブランドの再構築と連動した和牛振興策を図れないか平成25年度から検討を重ねてきた。
その結果として、「庄原血統再構築」として平成26年度から取り組むこととなった。

この施策は、次の3つの取り組みから構成されている。

  1. 比婆牛ブランドの復活

  2. 比婆系統雌牛群「あづま蔓」の造成

  3. 推進組織「あづま蔓振興会」の設立と運営

①比婆牛ブランドの復活~認証制度によるブランド牛肉販売の仕組みづくり~

比婆庄原固有の血統を持つ和牛肉を、庄原市が「比婆牛」として認証し、販売する仕組みを構築していく。
⇒農家の所得向上、販売体制の構築に向けた施策

②比婆系統雌牛群「あづま蔓」の造成~特色ある産地づくり~

繁殖農家が飼養する比婆系統和牛「あづま蔓」を認定・造成。
生産活動を振興することで、「比婆牛」の生産基盤となる母牛群を造成して特色ある産地づくりを進める。
⇒産地の飼養頭数の増加、固有系統維持に向けた施策

③推進組織「あづま蔓振興会」の設立と運営~取り組みを円滑に進めるための仕組みづくり~

庄原血統再構築の推進組織「あづま蔓振興会」を設立。
産地としての事業推進体制を構築して、関係者による協議をもとに振興会としての事業を実施。

和牛肉「比婆牛」ブランド
~深いコク、上品な香り、豊かな風味、柔らかな舌触り、繊細な味わい~

庄原市は、比婆血統を有する和牛肉を「比婆牛」として認証しています。
比婆血統をもとに改良された広島県産和牛は、無駄な脂肪が少なく、鮮やかな虹色の繊細なサシが入っているのが特徴です。
最古の蔓牛(つるうし)から受け継がれる「逸品」の味わい、ぜひご賞味ください。

※モーモー祭の焼肉会場で提供される牛肉は「広島県産和牛肉」となります。ご了承ください。